毎年多くの人を苦しめる花粉症。最近では良い薬も販売されて楽になったという話も耳にするようになりました。私も薬を使うようになってから、ずいぶんと楽になりましたが、治るわけではないので毎年あの不快な症状に悩まされています。そんなとき、私のおすすめはお茶やハーブティーを飲むことです。自然由来の成分でムズムズをすっと和らげてくれます。花粉の時期のおともに、おすすめのお茶・ハーブティーをご紹介します。
甜茶
甜茶は中国で「茶」以外の植物から作られた甘味のあるお茶の総称です。中でもバラ科の甜葉懸鈎子(てんようけんこうし)という植物で作られた甜茶は、アレルギーの原因物質であるヒスタミンを抑える甜茶ポリフェノールが含まれると話題になり、日本でも広く流通するようになりました。ほんのり甘味があって飲みやすいこともあり、花粉の季節におすすめのお茶として定番となりました。
べにふうき
べにふうきは緑茶や紅茶になる茶の品種の一つです。アレルギーの原因物質であるヒスタミンを抑えるメチル化カテキンという成分が多く含まれることが話題となりました。べにふうきも甜茶と並んで、花粉の季節におすすめのお茶として定番となっています。べにふうきはもともと紅茶用として誕生した品種なのですが、紅茶になると発酵の過程でメチル化カテキンが減少してしまいます。茶葉の成分をまるごといただける緑茶のパウダーがおすすめです。
ルイボスティー
ルイボスティーは南アフリカ原産の健康茶で、カルシウム・亜鉛・マグネシウムといったミネラル分や、抗酸化物質SOD等、豊富な成分が特徴です。きれいな褐色の水色と、苦味・渋味が無く飲みやすい香味で、人気急上昇中です。ルイボスティーにもヒスタミンを抑えるフラボノイドが含まれており、花粉の季節におすすめです。
花粉の時期におすすめのハーブティー
ハーブの中にはアレルギーの原因となるヒスタミンを抑えるフラボノイドを含むものがあります。また、爽やかな香りと成分により上気道をスッキリさせてくれるため、花粉の時期にはおすすめです。専用の茶器が無くても、ご家庭にある急須やカップで十分に楽しむことができます。
むずむずをスッキリさせてくれるハーブを厳選して、よりお手軽に楽しめるティーバッグにした商品もおすすめです。
エルダーフラワー
エルダーフラワーはイギリスで「庶民の薬箱」と呼ばれ、風邪のときなどに重宝されてきたハーブです。マスカットに似た爽やかな香りが特徴で、のどや鼻をスッキリさせてくれます。
ネトルリーフ
ネトルはミネラルの宝庫と呼ばれ、鉄分やビタミンCが多く含まれます。ヒスタミンを抑えるフラボノイドも含まれ、花粉の時期におすすめです。苦味は少なく緑茶に近い味わいで、飲みやすいハーブです。
ペパーミント
ペパーミントの特徴はなんといっても清涼感です。爽やかな香りでムズムズをスッキリさせてくれます。紅茶や他のハーブとブレンドするのもオススメです。ヒスタミンを抑えるポリフェノールも含まれています。
レモンバーム
レモンによく似た香りが名前の由来です。気持ちを明るくしてくれるハーブとしてヨーロッパで愛されています。アレルギーの原因となるヒスタミンを抑えるロズマリン酸というポリフェノールが含まれています。