「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花。」という言葉、なんとなく耳にしたことがあると思います。これは女性の美しさを花に例えて表現したことわざです。
芍薬は長い茎の先に美しい花を咲かせます。その姿から、スラっとした美しい女性を表す代名詞として使われるほどです。
原産地は中国ですが、日本でも栽培されており、草丈60cmほどになる比較的大きな草木です。初夏に紅色や白色の綺麗な花をつけ、観賞用として人気のある植物です。
芍薬の根は漢方薬として使われますが、花はハーブティーとして楽しむことができます。
・どんな味?
ほんのりと華やかな香りで味は控えめです。単品では味が弱く感じるため、他のハーブや紅茶とブレンドするのもおすすめです。
砂糖やはちみつを入れるのもおすすめです。
・基本の淹れ方
【ティーカップ1杯分の分量】
大さじ2杯程度(約3g)の芍薬の花をポットに入れます。
そこに沸かした熱湯を注ぎ、蓋をします。
そのまま3~5分程浸出し、お好みの濃さになるまで待ちます。
「立てば芍薬・・・」なんて言われてみたいものですね。 寒い季節になりました。見た目も香りも華やかな「芍薬」のハーブティーでほっと癒されてみてはいかがでしょうか。