ホップは、ヨーロッパ南部~西アジアを原産とするクワ科 カラハナソウ属の植物です。つる性の多年草で、長いものでは約10mまで成長します。和名は「セイヨウカラハナソウ(西洋唐花草)」。
ホップはビールの原料としてご存知の方が多いことでしょう。12世紀頃よりヨーロッパにて、ビールの原料として栽培され始めました。
雄株と雌株が別々にある植物で、そのうちの雌株がビールの原料やハーブとして栽培されています。ビールの醸造やハーブに使用されるのは、毬花(きゅうか)と呼ばれる部位。これを付けるのは雌株だけなのです。また、受精してしまうと苦味や香りが劣るため雄株を排除し未受精の雌株ホップだけを栽培するのが一般的なのだそうです。
・どんな味?
ほとんど味はなく、ビールのような香りとほんのり苦味がある味わいです。
わずかながら独特な苦味のため、苦手な方はハチミツなどを加えてアレンジするのが良いでしょう。
・基本の淹れ方
【ティーカップ1杯分の分量】
- 花4個程度をポットに入れます。
- 沸かした熱湯を注ぎ、蓋をします。
- そのまま5分程浸出し、お好みの濃さになるまで待ちます。
※淹れる前に茶花をハサミで切っておくと成分や香りが抽出しやすくなります。
※ご注意:うつ病の症状のある方は服用しないこと。
ビールの原料として有名な「ホップ」がハーブティーとして飲まれていると知っていましたか?
ビールの香りがお好きな方は、ぜひ一度召し上がってみてはいかがでしょうか。