今年は9月13日が「中秋の名月」、十五夜の日なんです。
そこで、お月見には月を眺めながらお茶を飲んで日本らしさを感じてみてはいかがでしょうか。
お月見って?
お月見は旧暦8月15日(十五夜)にお月さまを鑑賞する行事のことです。日本では平安時代以降に貴族の間で盛んに催され、
江戸時代になってから収穫を祝うお祭りの要素が加わり一般庶民の間に広まりました。
お月見のお供え物について
お月見にはお団子とすすきをお供えするイメージが何となく思い浮かぶのではないでしょうか。
地域によって様々ですが、最初はお団子ではなくその時期に収穫された芋や穀物をお供えしていました。よって十五夜は別名「芋名月」と呼ばれています。
また、お団子と共にお供えされる「すすき」ですが、地域によっては「稲穂」をお供えするそうです。
収穫が間に合わず稲穂に見立てたすすきをお供えしたのが広がったともいわれています。(すすきには魔よけの意味もあるそうです。)
お団子にお茶!
和菓子と日本茶は相性ピッタリです。もちろんお月見団子にもお茶がよく合います。しかしお団子の種類によって合わせるお茶を
変えてみるとさらに美味しくいただけるはずです。自分の好みに合ったお茶を探してみてはいかがでしょうか。
例えば・・・
甘みの強いあんこ系には、程よい渋みが感じられる深蒸し煎茶。
こってりみたらし系やきな粉系には、さっぱりとしたほうじ茶。
洋風にアレンジされクリームが合わさったものには、スッキリ茎茶。
香ばしい香りに味はあっさりしている玄米茶は、しょっぱい系にも甘い系にも合うと思います。
ぴったりの組み合わせを見つけて、是非素敵なお月見を味わってください!
ちなみに、
十五夜と十三夜に両方ともお月見ができると縁起がいいと言われているのをご存じでしょうか。
十三夜とは旧暦9月13日(今年は10月11日)のことを言います。
この時期に収穫できるのが豆や栗だったことから「豆名月」「栗名月」と呼ばれます。
十五夜の次に月がきれいな夜といわれます。
栗や豆を使ったお菓子にもお茶は相性抜群!
十三夜にもお茶を飲みながらお月見を!!