キャンディとは「スリランカのキャンディ地方で栽培されている紅茶」のことです。
キャンディ地方はスリランカの中部に位置し、1988年に世界遺産に登録された仏教の聖地として有名です。スリランカで最初に紅茶が作られた土地が「キャンディ」です。
特徴
キャンディ紅茶は癖や渋みがなく、初心者の方でもおいしくお召し上がり頂けます。
風味、香りが優しく、酸味等がまろやかな飲みやすい味わいです。
そのためブレンドティーにもよく使われます。
水色は赤っぽいオレンジ色。紅茶らしいキレイな色を楽しめます。
そんなキャンディ紅茶の今おすすめの飲み方はアイスティー。
スッキリとした爽快感のある喉越しはアイスティーにすることで良く感じられます。
また、タンニンが少ない紅茶なので、冷やしたときににごりが生じてしまう「クリームダウン」という現象が起こりにくいのもうれしいですね。
美味しい飲み方
【ホット】
水道水を強火で沸騰させます。ティーポットは素早く洗い流して温めます。ティーポットに茶葉を入れ、沸騰した熱湯(95℃)を少し高めの位置から注ぎます。2分30秒~5分ほど蒸らしたのち、最後の一滴までティーカップに注いで下さい。
【水出し】
お茶パックに茶葉を入れ、水と一緒に容器に入れて一晩(7~8時間)置きます。 容器からお茶パックを取り除き、できあがりです。 冷蔵庫で保管し、お早めにお召し上がりください。
◆ 分量目安
1000cc … 15g (ティースプーン約5杯)
750cc … 11g (ティースプーン約4杯)
ちょっとアレンジ!
・アップルティー
リンゴの皮だけで作ることができます。
リンゴを食べる際、残った皮を使って美味しいアップルティーを作ってみてはいかがでしょうか。作り方はカンタン!
紅茶を淹れる際、あらかじめポットにリンゴの皮を入れておきます。そこに茶葉と熱湯を入れるだけ。
・生フルーツティー
水出しポットにお好みのフルーツを入れ、冷水と茶葉(お茶パックに入れると後で楽です。)も入れます。冷蔵庫で数時間冷やします。軽く混ぜたら茶葉を取り出します。
グラスに注ぎ、お好みでガムシロップを入れてお召し上がり下さい。
茶葉のグレードについて
よく紅茶に記されている「OP」「BOP」などグレード。これは味を表すものではありません。その紅茶がどのような形状かを表すものなのです。
・OP(オレンジペコー)
オレンジの香りがするわけではありません。
細く、撚りのかかった長い茶葉。葉肉は薄い。橙黄色の芯芽を多く含んだものをFOP。
と表します。
・P(ペコー)
葉は太め。よく揉まれています。OPよりも短く、芯芽はあまり含まれていません。
・BOP(ブロークンオレンジペコー)
OPをカットしたもの。サイズは約2~4mm。芯芽を含む上級品が多く、市販されているものの多くはこのタイプ。
・BOPF(ブロークンオレンジペコーファニングス)
BOPよりも小型で1~2mm程。水色が濃く出るので、上級品のティーバッグに使われることが多い。
・D(ダスト)
最も小さいサイズ。1mm以下の粉状の茶葉。クズやホコリという意味ではありません。
・CTC
CTCとは、Crush(つぶす)・Tear(ひきさく)・Curl(丸く粒状にする)の略。短時間で抽出できるように開発された製法。CTCは製法名なので、CTC BOPやCTC PFのように、サイズに応じてその後にグレード名がつけられます。
茶葉を選ぶ際、参考にしてみてください。
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