オレンジフラワーの優しく上品な香りは幸福感をもたらし、不安やストレスを和らげるのに効果的とされています。ハーブティーだけでなく、アロマテラピーやスキンケアとしても人気が高く、化粧品やオイルなど幅広く利用されています。気分が不安定になりやすい春先におすすめのハーブティーです。
オレンジフラワーとは?
オレンジフラワーはビターオレンジの花の部分。日本では和名の「橙(だいだい)」の方がよく知られているのではないでしょうか。この「橙」の開花したばかりの花を乾燥させてハーブにしたものです。もともとの原産地はインドやヒマラヤですが、現在では幅広い地域で栽培されています。また、ビターオレンジの花から抽出される精油は「ネロリ」と呼ばれ、アロマテラピーなどに用いられます。
オレンジフラワーティーの効果・効能
・精神面(心への働き)
オレンジフラワーの香りにはアロマ効果があります。ストレスによるイライラや不安で落ち着かない時に飲むと、気持ちが落ち着きリラックスした気持ちになれるはずです。
私はよく、就寝前のリラックスタイムや寝付きが悪いときに飲んでいます。あくまでも個人的な好みですが、落ち込んでいる時に「セントジョーンズワート」、ストレスを感じる時には「カモミール」などお気に入りのハーブとブレンドしています。その時の気分によってお好みのハーブとブレンドするのがオススメですよ。
味、香りは?
優しいフローラルな甘い香りの中に、柑橘系の爽やかさを含んだ香りがします。
味わいはやや苦みがあるものの、飲みにくい程のものではありません。
夏ミカンやグレープフルーツを食べた後のようなほろ苦さと近いような気がしました。
苦みが気になる場合は、ハチミツや他のハーブとブレンドすると飲みやすくなりますよ。
おいしい飲み方
基本の淹れ方
【ティーカップ1杯分の分量】
大さじ1杯程度の茶葉をポットに入れ、その後沸かした熱湯を注ぎ蓋をします。
そのまま3~5分程浸出し、お好みの濃さになるまで待ちます。
おすすめのブレンド
オレンジフラワーはブレンドティーとしても人気の高いハーブです。
他の茶葉とのブレンドで自分の好みに合わせてさらにおいしくいただきましょう。
・カモミール
・リンデン
・ジャスミン
どれもリラックス効果のあるハーブです。相乗効果が期待できるうえ、フローラル系の香りがよく合います。
・オレンジピール
・レモンバーム
同系統の香りを持つハーブはもちろん、ミント系のスッキリした香りもピッタリ!
・ハチミツ
・マーマレードジャム
甘みを加えることで、オレンジフラワーティーの苦みが和らぎ飲みやすくなります。
副作用はある?
子宮を刺激する作用があるので妊娠中の方は注意が必要です。
また、吐き気を伴う偏頭痛がある時や関節痛の時は飲用を控えたほうが良いそうです。
ちょっとしたティータイムや夜のリラックスタイムにいかがでしょうか。
甘いお菓子、特に洋菓子にはピッタリの香りです。甘いものと合わせることで苦みも気にならないのでおすすめですよ♪