ローズマリーはとても古くから人々に愛されてきたハーブです。古代ギリシャでは神に捧げる植物として重宝され、中世ヨーロッパでは女王が薬として愛用していたなど、昔から健康や美容に役立つとされてきました。
ローズマリーとは?
ローズマリーは常緑性低木で一年中収穫が可能な植物です。地中海沿岸が原産で、今では世界中で栽培されています。生の葉や乾燥させた葉は香辛料やハーブ、薬として利用され、抽出した精油はアロマオイルとして利用されています。
ローズマリーという名前はラテン語の「海のしずく」を意味する「ロス・マリヌス」から来ており、青紫色の花がしずくに見えること、海岸沿いに自生していたことが由来しています。
どんなハーブ?
・勉強や仕事に集中したい時に
ローズマリーのスッキリとした刺激的な香りは頭をリフレッシュさせ、眠気を覚まします。勉強や仕事の前や朝のモーニングティーにぴったり。ローズマリー特有の清々しい香りで集中力を高めることが期待されます。
・落ち込んだ気分の時に
気持ちを高揚させ、落ち込んだ気分を和らげてくれると期待されているそうです。気分が優れないときに取り入れたいハーブティーの一つとして知られています。
副作用はあるの?
ローズマリーティーは、血圧に作用するとされています。
高血圧の方、血圧の薬を飲んでいる方は避けた方が良いかもしれません。
また、妊娠中や授乳中の方も摂取は避けましょう。
お料理のスパイスとして少量接種する分には問題ありません。
味、香り
ハーブ特有の草っぽさやスパイシーな風味が強く、少々クセがあります。爽やかな香り、スッキリした味わいがお好みの方にはおすすめのハーブティーです。
飲みにくいと感じる場合には、紅茶とブレンドすると飲みやすくなります。
基本的な飲み方
ローズマリーティー【ティーカップ1杯分の分量】
1.小さじ1杯程度の茶葉をポットに入れます。
2.沸かした熱湯を注ぎ、蓋をします。
3.そのまま3~5分程浸出し、お好みの濃さになるまで待ちます。
ローズマリー紅茶【ティーカップ1杯分の分量】
・紅茶 小さじ1杯程
・ローズマリー 小さじ1/2
1.茶葉をポットに入れます。
2.沸かした熱湯を注ぎ、蓋をします。
3.そのまま3~5分程蒸らし、お好みの濃さになるまで待ちます。
☆蒸らし時間やローズマリーの量を調節してお好みの味を見つけて下さい。
ローズマリーはそのままで飲むよりも紅茶とブレンドすることでまろやかな香りを楽しむことができます。
活用法いろいろ!
ローズマリーはハーブティー以外にもいろいろな使い方ができます。
・お料理のスパイスに
お肉やお魚の臭み消しによく使われています。焼くときにオリーブオイルやバターと一緒にローズマリーを加えて焼くだけで手軽におしゃれな香りのソテーを楽しめます。
生のハーブに比べ、ドライハーブの方が香りは控えめにつくので、ハーブの香りがあまり得意でない方にもオススメです。
・ハーブオイルに
オリーブオイルに漬け込むことでローズマリーの香りがオイルに移ります。1~2週間程で出来上がります。お好みで黒コショウや鷹の爪、ガーリックを一緒に漬け込んでも◎。オリジナルのハーブオイルでお料理を楽しみましょう。
・手作りサシェに
お茶パックや布の小袋に入れるだけで簡単にサシェ(香り袋)を手作りすることができます。
クローゼットの中やドアノブに吊しておくと、ドアの開け閉めのときに香りが立ちます。タオルやハンカチの引き出しに入れておくのもおすすめです。
ハーブをお茶パックに入れ、太めのリボンで包むだけで簡単におしゃれなサシェが出来上がります。お好みで色々なハーブをブレンドしてもいいですね。
ハーブティー以外にも大活躍のハーブです。
ぜひお試しください。