オレンジピールのハーブティーは想像通りのオレンジの香りで、男女問わず好かれる香り。心を元気にしてくれそうなフレッシュさで、落ち込んだ気分の時にゆっくり飲んで頂きたいハーブティーです。
オレンジピールとは?
オレンジピールはオレンジの皮を乾燥させたものです。砂糖で煮詰めた後にドライフルーツとして乾燥させたものもありますが、こちらはスイーツや焼き菓子などに使われます。
ハーブティーとして利用されるものは、単に皮を乾燥させただけのものです。
ビターとスウィートの違いは何?
オレンジピールには“ビター”と“スウィート”の2種類があります。これは原料となるオレンジの種類が違うためです。
ビターオレンジは、日本でいうダイダイ(橙)がその一種となります。果実は酸味が強く、ヨーロッパではサワーオレンジとも呼ばれています。皮はマーマレードなどにも利用されます。また、ビターオレンジの方が薬効が優れていると言われているそうです。
スウィートオレンジとは私たちが普段目にするようなオレンジのことを言います。「バレンシアオレンジ」や「ネーブルオレンジ」はスイートオレンジに分類されます。
オレンジピールティーの特徴
オレンジピールにはビタミンやリモネンが多く含まれています。
・心の安定に
なんだかイライラする、不安で落ち着かないなど、メンタル面が不安定な時に。オレンジピールの香りには気分を落ち着かせ、安らぎを与えてくれる効果が期待されます。落ち込んだ気分の時にもオレンジピールの香りを感じてホッとリラックスすることで、心を元気にしてくれるはずです。
・消化器官の働きをサポート
オレンジピールには胃酸の分泌を助ける働きがあるとされ、「ペクチン」という食物繊維の一種が、腸の働きをサポートしてくれると言われています。
副作用について
適量(2~3杯)であれば、妊娠中や授乳中でも安全にお召し上がりいただけます。
しかし、片頭痛、関節痛、甲状腺機能亢進症のある方は、悪化させてしまう恐れがあるので控えましょう。
ビターオレンジの「光毒性」について、スウィートオレンジに比べると高いと言われますが、これは精油のこと。ハーブティーとして楽しむ場合には心配いりません。
味・香りは?
オレンジの甘く爽やかな香り。味はとても薄味ですが、微かな甘酸っぱさとほろ苦さが感じられます。
・ビター
甘く爽やかな中に、苦みが感じられる大人の風味。
・スウィート
フレッシュな爽やかさ。まろやかな香りで苦みは少なめ。
基本的な飲み方
【ティーカップ1杯分の分量】
- 大さじ1~1杯半程度の茶葉をポットに入れます。
- 沸かした熱湯を注ぎ、蓋をします。
- そのまま3~5分程浸出し、お好みの濃さになるまで待ちます。
☆オレンジの風味を強調したい方は細かく砕いてお使いください。
ブレンドを楽しむ
香りが良く、薄味なハーブなのでブレンドティーにぴったり!
・紅茶
紅茶と相性抜群の香りです。中でもおすすめなのは「アールグレイ紅茶」とのブレンド。
まずは紅茶とオレンジピールを2:1で合わせてみて下さい。お好みでハチミツなど甘みを加えても◎。
・オレンジフラワー
ほのかなお花の香りがオレンジピールの香りによく合います。どちらもリラックス効果が期待されているハーブなので、寝る前にゆっくりお召し上がりいただくのがオススメです。ノンカフェインなので就寝前でも安心です。
・ローズヒップ&ハイビスカス
どちらもビタミンCが豊富なので美肌に期待!暑い日のアイスティーにピッタリです。スッキリ、さっぱり気持ちの良い後味で夏バテ予防にも。見た目も鮮やかで元気になれそうです。
オレンジピールは味にクセがなく、とても良い香りなのでブレンドティーに取り入れやすいハーブです。オレンジの香りで癒されたい方にはぜひお試しいただきたいハーブティーです!