朝夕は寒さが増し、温かいもの、甘いものが恋しい季節となってきました。
そこで、今回は低カロリーの甘味料として知られる「ステビア」というハーブについてご紹介したいと思います。ノンカロリー、低カロリーの食品に利用されることが多く、人口甘味料と思われがちなのですが、れっきとした植物で“天然の甘味料”です。
ステビアとは?
ステビアはパラグアイ、南アフリカ原産のキク科の多年草。和名を「アマハステビア」といいます。
甘さの割に非常に低カロリーの為、甘味料として糖尿病食やダイエット食品に利用されます。また、清涼飲料水やお菓子、フルーツの缶詰にも使用されています。
原産国のパラグアイでは、古くからマテ茶に甘味を付けるために用いられ、薬草として利用されてきた歴史もあります。
葉に含まれるステビオサイド、レバウディオサイドAという成分がステビアの甘さ成分で、砂糖の200~300倍の甘さがあると言われています。
どんなハーブ?
健康を目的としたメディカルハーブとして、単品で使用されることは少ないハーブですが、
苦味や酸味が強くて飲みにくいハーブとのブレンドに大活躍です。
飲む際の注意点
キク科の植物にアレルギーがある方は使用を控えるか、お医者さんに相談してからにしましょう。ステビアはキク科の植物なので、アナフィラキシーショックを引き起こす可能性があります。
また、ハーブはお薬ではありません。
過剰摂取はせず、お茶として適量を楽しむようにしましょう。
味・香り
強い甘味の後にほのかな渋味があるのが特徴です。
感じるのは甘味がほとんどで、渋みや香りは薄いためシングルで飲むには物足りない感じがするかもしれません。わかりやすく例えるのであれば、味は「砂糖水」に近いでしょう。
そのままで飲みにくい場合は、酸味や苦みの強いハーブとブレンドするのが良いでしょう。
コーヒーや紅茶を飲む際に、砂糖の代わりにステビアティーを混ぜるのもオススメですよ。
基本の飲み方
【ティーカップ1杯分の分量】
①約2gの茶葉をティーポットに入れます。
②沸かした熱湯をティーポットに注ぎ蓋をします。
③そのまま3~5分程浸出し、お好みの濃さになったらカップに注ぎます。
☆少量でも甘みを感じられます。少量から好みに合った量を調節してみて下さい。
☆コーヒー、紅茶以外にも、ハイビスカスやローズヒップ、ジンジャーなどとブレンドすると飲みやすくなります。
・煮詰めてシロップに
ステビアティーを煮詰めてシロップのように使うこともできます。
作り置きしておけば、ちょっと使いたい時にとっても便利です。
・ステビア 約3g
・水 200ml
①ティーポットにステビアを入れ、熱湯を注ぎます。
②5分間蒸らします。
③茶葉を取り出し、ステビアティーを鍋に移します。
④1/4の量になるまで煮詰めて出来上がりです。
作るのは少し手間ですが、ガムシロップのようにお使いいただけます。
生活改善に、またはハーブティーやコーヒーのブレンド用に、少量でも甘さを感じられるのでコスパも◎です♪ぜひお試しください。