海外、特にヨーロッパではとてもメジャーなハーブである“ラズベリーリーフ”。「妊婦のためのハーブ」とされ女性に人気のハーブティーですが、近年日本でも注目されつつあるそうです。妊婦さんだけでなく女性にうれしい栄養の含まれる、女性の味方ハーブとも言える「ラズベリーリーフ」についてご紹介いたします。
ラズベリーリーフとは?
まず、ラズベリーとはバラ科キイチゴ属の低木になる果実のことです。
ジュースやジャムなどに使用されるので知っている方も多いと思います。ちなみに洋菓子などでよく使われている「フランボワーズ」はフランス語でラズベリーのことなんですよ。
ラズベリーリーフはそのラズベリーの葉のことです。
花が咲く前の柔らかい新芽の部分を乾燥させ、ハーブティーとして使用されます。
西洋では数千年前からハーブティーとして利用されてきました。
ヨーロッパでは「安産のハーブ」「マタニティハーブ」とも呼ばれ、出産準備として飲まれていたり、妊婦さんにプレゼントしたりするそうです。
どんなハーブ
ラズベリーリーフティーには女性ホルモンに似た働きを持つフラボノイドが含まれています。
・母乳の出、産後の体調のサポート
ラズベリーリーフティーにはビタミンやミネラルが豊富に含まれています。ビタミンやミネラルは産後のお母さんにとっても必要な栄養素です。
ラズベリーリーフティーが「安産のハーブ」とされるには、医学的にも科学的にもはっきりとはいえないそうです。
もちろん個人差はありますし、大量摂取や過度な期待は禁物ですが、お守りとして飲んでみる価値はあるのではないでしょうか。
飲みすぎに注意!
多くても1日3杯くらいまでが目安。
飲みすぎを控え、“適量”を心がけましょう。
また、大量摂取によりお腹がゆるくなる方もあるそうです。
心配な方は、少量から様子を見ながら、もしくはお医者さんに確認してからお飲み頂くことをお勧めします。
味、香りは?
ラズベリーを想像すると甘酸っぱいイメージがありますが、ラズベリーリーフティーは酸っぱい味はしません。あっさりとしていてクセがないので飲みやすいと思います。ほうじ茶や薄い緑茶などお茶に近い味わいに、ほんのり甘い香りを感じます。
おすすめの飲み方
基本の淹れ方
【ティーカップ1杯分の分量】
①水道水を強火で沸騰させます。
②ティーポットは熱湯で素早く洗い流して温めておきます。
③ティーポットに茶葉を入れ、沸騰した熱湯を少し高めの位置から注ぎます。
④2分30秒~6分ほど蒸らします。(お好みの濃さになるまで)
⑤最後の一滴までティーカップに注いで下さい。
☆ミルクやハチミツを入れてもおいしくいただけます。
妊娠中に取り入れる場合、飲むタイミングは妊娠後期からが良いとされているようです。臨月に入ってからでも遅くはないそうで、産後に飲むのもおすすめされています。
また、ノンカフェインなのでお休み前にも安心してお召し上がりいただけます。