中国では古くから、「松の葉は仙人が不老長寿の秘薬として常用していた。」と伝えられているそうです。そして近年、コロナ禍において松葉茶が一時的に注目されていたことをご存知でしょうか。今回は松葉茶についてご紹介いたします。
松葉茶とは
主に黒松や赤松の葉を乾燥させたお茶のことです。
5~7月の新芽の時期に取ったものを使用します。
中国では古くから、医薬品や食品として活用されていました。日本でも戦国時代には非常食として利用されていました。
健康維持のために飲むのに十分意味のある栄養豊富な健康茶です。
どんなお茶?
・豊富なビタミンとケルセチン
松葉には、フラボノイドの一種「ケルセチン」が豊富に含まれています。
また、ビタミンA,C,Kやミネラルに加え約20種類ものアミノ酸が含まれています。栄養豊富な健康茶なので古くから人々に愛されてきたのかもしれませんね。
味・香り
ヒノキに近いような爽やかな香り。
苦味があると言われていますが、それほど感じませんでした。
味は薄味なのでこの香りが好きな方にとっては飲みやすいお茶だと思います。
基本的な飲み方
やかんに水1ℓと大さじ2~3杯を入れ、沸騰させます。
1分ほど煮出し、茶葉をすぐに取り除きます。
(市販のお茶パックなどを利用するのもオススメです。)
☆濃すぎると苦みが強く、飲みにくくなります。
薄めに淹れるか、はちみつなどを入れると飲みやすくなりますよ。